テーマ:「消費社会について」
本書のテーマは、タイトルのごとく「暇」と「退屈」です。
第4章では、消費社会がテーマです。
冒頭でボードリヤールが引用され、消費と浪費の違いについて論じられます。これが今の私たちを鋭く突き刺します。
「浪費は満足をもたらす。〜(中略)人類はこれまで絶えず浪費してきた。しかし人類は最近になって新しいことを始めた。それが消費である。」
(本文より)
浪費と消費の違いとは何なのか?
消費と浪費の違いを理解すると、この社会の見え方が少し違うものになるかもしれません。
本文は、ボードリヤール、ルソー、マルクスを引用しながら、消費社会に生きる私たちの「退屈」を明らかにしていきます。
人生を豊かに生きるために「暇」と「退屈」について考えさせてくれる本書は、コロナ禍にあり人と会う時間もめっきり減ってきている今、みなさんと一緒に読みたい本です。
第2回 國分功一郎著「暇と退屈の倫理学」第四章より「贅沢とは何か」
日時:2月7日 20:00-22:00
参加料:1000円+本代
場所:Zoom
参加方法:以下のフォームからお申込みください
申込みフォーム